スレイヤー、トム・アラヤのインタビュー:THE BIG FOUR(スラッシュメタル四天王)来日祈願非公式サイト

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Anthrax, Megadeth, Metallica, Slayer... Big Four来日公演を祈願した非公式サイト。

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スレイヤー、トム・アラヤのインタビュー

スレイヤーのトム・アラヤ(vo, b)がKnebworthのBIG4公演を前にAOL Musicのインタビューに答えた。

AOL:BIG4の一員でいることはハッピーですか?

あぁ。これは俺たちがずっと昔にやりたかったことだ。「Clash of the Titans」ツアーをやったときに、BIG4でやるはずだったんだ。アイデアが持ち上がったとき、「BIG4全てのバンドに尋ねて、BIG4公演をやりたいかどうか確かめよう」って俺たちは言ったんだ。みんなオッケーだったんだ。メタリカを除いてね。だからこれはエキサイティングだよ。俺は1人のファンなんだ。これは俺がいつも見たいと願っていたものなんだよ。

AOL:あなた方はBIG4で最高のバンドだと思いますか?

わからないね。ただ素晴らしいことはみんながベストを尽くしているということだと思うね。各々のバンドがそれぞれのパフォーマンスを凌ごうとしている。オーディエンスにとってもどのバンドからもベスト・パフォーマンスが見られるからいいよね。アンスラックスのヤツらは本当に良い音を聞かせてくれるし、Fxxxなジャムだよ。メガデスもそうだ。ヤツらはライヴに出向いてはベストを尽くす。アンスラックスをも凌ぐね。俺たちがこの2つのバンドを凌ぎ、メタリカがみんなを凌ぐ。俺が言っていることわかる?こういうことが本当にいいショーにしているんだよ。

AOL:それでどのバンドがトップに立ちましたか?

知らねぇよ。俺は本当に素晴らしいショーをやった。観衆が俺たちを観るためにここにいるという事実だけで俺にとっては十分だよ。どこにショーに行ってもこれは大きかったね。聴衆が本当にいいショーを観れているよ。

AOL:あなたは30年ものあいだ激速スラッシュ・メタルをプレイしてきました。どうやって続けてこられたんでしょう?

ただライヴ会場へ行ってプレイしただけだぜ。考えたこともないな。やっていることを考え出したら、とるべき方向から外れてしまう傾向にある。俺はもうヘッドバンギングできない。だから今はヘッドバンギングなしでやらなきゃならないんだ。

AOL:どのようにしますか?ヘッドバンギングをしないスレイヤーというのは・・・

わかってるさ。ずいぶん時間がかかったよ。「裸の王様」みたいなもんさ。自分のグルーヴを見つけ出すのにずいぶんかかったよ。

AOL;スレイヤーはあとどれだけ続けられると思いますか?

今から?永久にだろ。俺たちが活動している必要はない。スレイヤーは存在し続ける。30年もこうしてやってきたんだ。俺たちは不可欠なもの(staple)さ。俺たちはカーペットについた取れない染みなんだよ!

※訳注:stapleには「不可欠なもの」という意味の他、繊維の意味もある

AOL:それでは自分のことをベテランと呼びますか?

30年だぜ、そりゃそうさ。長いよな。俺たちは少なくとも2、3世代にまたがっている。そいつは多いよ。そして俺にとって、(音楽業界を生き残ってきた)持久力を示している。誰も俺たちのことを忘れることはないだろう。いつだってキッズがスレイヤーを発掘するんだ。「おぉ!みろよ、すげぇ!」ってね。それからさかのぼってバックカタログをみつけるんだよ。俺がやってきたように。

AOL:この種の音楽は不滅だと思いますか?

バンドが良くて音楽がよければ、どんな音楽もそうだと思うよ。いつも誰か聴いている人がいて、そんな音楽を発掘する(はじめの)1人がいるんだよ。つまらねぇバンドは誰も発掘しないし、いいバンドは発掘されるんだよ。それが俺の身に起きたことなんだ。俺はツェッペリンとサバスをバンド初期の、70年代初期に教えられたんだ。良い音楽で良い曲をね。

AOL:レディー・ガガのような人々を一時的な流行と思いますか、それとも(同じように)不滅の音楽になると思いますか?

彼女はいい曲をもっている。でもアルバム全体がいいだろうか?せいぜい2、3曲じゃないのか?俺の子供はそんな感じのようだ。子供たちが音楽を聴く時はいつでも、腰をすえて特定のバンドを好んで聴いているね。それで俺が言うんだ。「そのアルバムはどうだい?」「わかんない」「何がわからないんだい?俺は2曲だけ好きだな。じゃあおまえたちはちゃんとアルバム全部を聴かなくちゃな。」俺は全ての曲が好きなことが本当に大事なことだと子供たちに話したよ。もし全ての曲が好きじゃなかったら、そのバンドはさっさと忘れるべきだ。娘はストロークスに夢中なんだよ。俺はそいつらの曲を聴いたよ。本当に良い曲だし、アルバムも本当にいいね。だから俺にとって彼らが(音楽業界を生き残る)持久力を持っていたとしても驚きはしないね。

AOL:ヒット曲が本当に好きだというだけでスレイヤーのファンたちはいるのでしょうか?

俺は世の中のたくさんのファンを見てきた。ここに来た人たちはそういう理由で、そういう理由一つだけをとっても、なのかもしれない。彼らは腰をすえて「あの曲はいつやるのかな?」って感じさ。そしてその曲をたぶん俺たちはやるだろうから、彼らはラッキーってわけさ!たくさんのバンドが出てきては、新しい何かをして昔のSxxxをやろうともしない。その1曲だけを聴きに来る人もいる。30年も活動していると、俺たちには熱烈な観衆がいる。2%か3%かもしれないが、観衆のなかに熱烈な人たちがいる。約3%の観衆が俺にさらなるものを望んでいるんだ。それが俺たちがここにいる理由さ。俺たちは彼らのためにここにこうしているんだ。

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