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トム・アラヤ(スレイヤー)の超ロング・インタビュー:THE BIG FOUR(スラッシュメタル四天王)来日祈願非公式サイト

big4
Anthrax, Megadeth, Metallica, Slayer... Big Four来日公演を祈願した非公式サイト。

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トム・アラヤ(スレイヤー)の超ロング・インタビュー

スレイヤーのトム・アラヤが「The Quietus」上で制作中の新譜やジェフ・ハンネマンの回復状況、BIG4、果てはメタリカの『LULU』や家族のことについても語っています。

Quietus(以下、Q)「ジェフ・ハンネマンの病気はかなり恐ろしいものでした。ホラー映画から飛び出したかのような出来事です。何が起きたか話してもらえますか?」

トム・アラヤ(以下、トム)「かなりおっかなかったね。あいつはどういうわけか咬傷から血流を通じて感染症になっちまった。それからあいつが助かるのかどうか俺たちは確かめなければならなかったんだ。感染症を抑えることができてヤツが死ぬことはないといったんわかっちまえば、あとはその腕をどうケアするかどうかってだけだった。」

Q「彼を失うかもしれないと思ったのですか?」

トム「あぁ、人生を変えると決定付ける瞬間でもあったな。俺たちはどちらにも向かうことができると思った。でも、彼が良くなって本当に良かったよ。あいつは腕のリハビリに励んでいる。まだ演奏に従事している段階だ。俺たちはあいつが100%で戻って来るのを待っている。それが俺たちが今いる段階だね。実に怖いことだった。」

Q「彼はほぼ復帰する準備ができていると思いますか?彼が再び帰ってくるのを待つ猶予はありますか?」

トム「俺たちはあいつが100%になるのを待っている。あいつはまだ演奏してるって段階なんだ。俺たちはあいつと一緒に演る。以上だ。あいつが快方に向かうように一緒にリハーサルもやっている。でもまだ過程なんだ。まだ克服しなきゃならねぇことがある・・・。だからこそ俺たちは一緒に演っているし、一緒にライヴで廻れるように良くなろうとしているんだ。」

Q「(5月に行われる)【All Tomorrow’s Parties】(以下、ATP)の『Reign In Blood』完全再現ステージに彼が加わることができると思いますか?」

トム「あぁ。俺たちはいつも楽観的なんだ。そうなりゃクソ最高だな。そうなって欲しいと思うよ。でも俺たちは一日で一気にそいつをこなさなきゃならない。あいつは演奏はできるが、十二分に演ってもらう必要がある。だからあいつが復帰してツアーに出る前に、あいうがベストな状態か俺たちが確かめなきゃならないんだ。」

Q「あなたは過去にも、特に背中に相当な健康問題を抱えていましたが、その後どうですか?」

トム「俺は大丈夫だよ。と言うか、もう手術から3年経っているし。でもヘドバンはできないし、ステージ上で普通にするようなことができないが。知っての通り、クレイジーになると、頭がすっ飛ぶほど動かしてたからね。ウィス・スミスの娘が「私は自分の髪を前後に鞭打たせる、私は自分の髪を前後に鞭打たせる」って言ってるみたいに。」

Q「あなたがファンだとは思いませんでした・・・。」

トム「もうそんなことはできなくなったんだ。手術後、それが嫌だった。でも俺はそれを乗り越えた。シンガーとして、ベーシストとして良くなったと思うことにした。そして、自分のパフォーマンスが100%だと確信することに集中したんだ。それが克服した方法さ。」

Q「ジェフとリハーサルをしているとおっしゃっていましたが、彼とスレイヤーの新譜の曲も書いているんですか?」

トム「あぁ。そうしようとしている。いくつかの壁はあったが、新しい曲について取り組もうとしている。ケリー(・キング)とデイヴ(・ロンバート)はもう書き始めた。そして俺はと言えば、病気にかかっちまったんで、外に飛び出してみんなにうつしたくない。だから俺が制作過程に参加するのは俺が良くなるまで休止している。俺は本来そういう病気にはうつらないんだがな。でも(うつる病気が)あるんだろうな。俺たちの考えでは新しい(曲の)素材をレコーディングして、それが俺たちをどこに向かわせるのかっていうのを見るつもりだ。」

Q「ここまでできたものから我々はどんなサウンドを期待すれば良いでしょうか?「South Of Heaven」のようなスローか、「Reign In Blood」のようなファストなのでしょうか?」

トム「生々しさ(Raw)かな。いい部分があるよ。今、俺が言えるのはこのぐらい。」

Q「誰にプロデュースしてもらうか決めましたか?」

トム「うん。4人全員が今度のアルバムはこないだのアルバム(『World Painted Blood』)のレコーディングを共にしたグレッグ・フィデルマンでいこうと賛同している。以前、彼とやったのは本当に素晴らしい体験だったし、サウンドもいいし、もしタイミングさえ合えば、また彼とレコーディングをしたいと思っているよ。おそらく彼が加わるのは曲を書く最後のプロセスの頃になるだろう。以前もそうだった。ジェフはこのアルバムでも俺たちと一緒にレコーディングする。まだ、ただ演奏しているだけだし、リハーサル段階だ。あいつが俺たちの元へ復帰する前に、あいつは自分の高速ストロークが必要となる。」

Q「新譜はいつ頃になるんでしょうか?いつスタジオ入りするんですか?」

トム「そりゃ本当に場合によりけりだな。でもツアーがスタートする(夏のあいだ)より前、5月までにミックスダウンしておこうとしている。」

Q「あなた方は(【ATP】のイベント)【I'll Be Your Mirror】で『Reign In Blood』の完全再現をしようとしています。このアルバムの完全再現のイベントとして、特にこのインディーズ・ロックのフェスを選んだというのはとても興味深いです。これはあなたにとって勝ち誇った気分なんでしょうか?それともこれからライヴを行う観衆の(これまでにない)タイプとしては複雑な気持ちなんでしょうか?」

トム「そんなことだからいっそうあのアルバムを演るんだよ。実際、このフェスティバルのオファーを受けたとき、プロモーターがあのアルバムをやってくれないかと最初に言い出したんだ。キミが俺にあのフェスティバルについて説明した今、すべてわかった。あのアイデアの背後には、そんなことだからいっそうあのアルバムを演るんだとね・・・。俺はどんなフェスティバルなのか理解しようとしていたが・・・。俺たちが知っていたのは、デカいイベントだってことだけさ。今、キミが俺に話してくれたのは、このフェスはインディーズなものだってこと。あのアルバムをレコーディングしている頃、俺たちはレーベル無所属バンドだったんだから、いいじゃないか。コロンビア・レコードで出すと思われていたが、彼らは取り扱わなかった。だから俺たちどこか他のレーベル、それを出してくれる小さいインディー・レーベルを探さなきゃならなくなった。そしてそれはゲフィン・レコードだった。当時、あのレーベルは小さかったが、独立系レーベルとしてはミニ・メジャーみたいなもんだったんだよ・・・。」

Q「ある意味、一周してほとんど元に戻ったかのようですね。あのアルバムの独立したルーツに戻るという・・・。」

トム「そうだな。まさしく。クールじゃないか。俺たちはあのアルバムを楽しんだし、凄まじいアルバムとなった。そしてまさしく俺たちの高速リフのウォームアップに必要なアルバムさ。」

Q「あなた方が最近行ったツアーはあれだけではないです。BIG4のSonisphereツアーも行いました。バックステージでは虚勢や口論はありましたか?それとも全くもって楽しく穏やかでしたか?」

トム「実際はとても平穏だったよ。驚くほどにね。みんなうまくやっていたよ。知ってのとおり・・・俺たちは年を重ね、あの頃よりも少しは大人になったんだと思うよ。でも俺たちがバンドとしてやってきて、今も存在している30年っていうのは長いよな。みんな試行錯誤の時代を経て、各バンドがありとあらゆる経験をしてきた。30年経って俺たちは楽しめることをまだやれているっていう事実・・・。俺たちはある程度は、革新者だった。だから・・・30年経過して、こうしていられること、ラジオやテレビで放送されることに気付くと相当な成果と言える。知ってのとおり、俺はいつもホントにいいアイデアだと思っていたツアーだが、実際に起きるとは可笑しいね・・・。」

Q「でもあなた方はベイ・エリアでは演ってなかったですよ!」

トム「いや違う!起きたことには俺は驚きはしなかった。俺たちが一緒にやったのはあれで最後ってことじゃない。メタリカは一息入れているんだと思うよ。そしてやつらが「ここでやろうぜ」って決めれば、他のバンドはそれに続くさ・・・。俺たちは「NO!」と言うつもりはない。いつだって(BIG4追加開催に)賛同しているよ・・・。」

Q「口げんかがされていなかったのは残念です。私はいつもデイヴ・ムステインとカーク・ハメットが奥の部屋かどこかでヘアスプレー缶を取り合ったり、ケリー・キングとラーズ・ウルリッヒがどちらがセレブの知り合いが多いか口論しているイメージを持っていましたが・・・。」

トム「いいや。とても落ち着いたもんだったよ・・・。みんなが描く舞台裏のイメージと現状とじゃずいぶんかけ離れているよ。みんなバックステージに居つきたかったんだ。彼らはパーティー欠席なんてしたくないからね。ライヴから戻ってくると、そこらをさまよって、「で、パーティーはどこでやってんだ?」ってこうさ。そうしてパーティーは続くんだ。でも俺たちの楽屋じゃそんなことは起きなかったぜ。そして俺はよその楽屋で起きてたことも観てないよ、ガハハ!(笑)」

Q「あなた方4つのバンドのなかでもっとも大きいエゴを持っていたのはどのバンドなんでしょうか?」

トム「そんなことは俺が本当に注意を払うことじゃない。アンスラックスのやつらは本当にマジでナイスガイだ。長年に渡ってやつらを知っているが、本当に正真正銘のナイスガイだ。メガデスのデイヴ・エレフソンも本当にいいやつだと知っているし、ドラマーやギタリストも本当にいいやつらだ。名前は思い出せないんだが・・・。メタリカのやつらは本当にマジでナイスガイだよ。ロバート・トゥルージロはスイサイダル・テンデンシーの頃から知っているしね・・・。そして、もし俺が名前を出し忘れてたら、そこに手がかりがあるな!ガハハ!(笑)」

Q「あなたが口にしなかった名前の1つ、デイブ・ムステインはかつて私や他数人にこう言っていました。自分がいなければ、スラッシュ・メタルは存在しなかっただろうと。これについて何か言うことはありますか?」

トム「デイヴ・・・。あいつは引き金を引くのがちょっと遅かったね!ガハハ!(笑)知ってのとおり、彼のレコード、彼のバンド、つまりメガデスは80年代中頃まで形にならなかったからね。彼はメタリカの創設メンバーだったが、俺たちも彼らも自分がクレジットを負うべきバンドが他にあったと俺は思う。クレジットってのはバンドに寄与するものなんだ。バンドってのはつまり自分たちが開発し、自分自身で作った音楽をやる人間ってこと。言いたかないけど、アンヴィルなんかじゃない。アンヴィルの1stアルバムを聴けば、メタリカの残響を聴くことができる。だからスラッシュ・メタルを始めたとか、何か新しいことをしようっていう試みは寄与している他のバンドがあるもんなんだ。俺たちはそれを受けて、自身のものを作っていった。で、どういうわけかアンスラックス、スレイヤー、そしてメタリカはみんな進化していった・・・。それもみんな同じ年つまり、1981年にね。それから俺たちはみんなこうして進化して30年が経ったんだ。俺が言ったように、ムステインはメタリカにいたが、追い出された。そして5年後に自らのバンドで追いついた。だからちょっと引き金を引くのが遅かったのさ。」

Q「『Reign In Blood』の件に話を戻しましょう。あのレコードはなぜ長く愛されるものとなったと思いますか?あなたの目から見て、何があのレコードを最高傑作たらしめているのでしょう?」

トム「全くわからないね。レコードが出た当時は、新しいものが発達していて、ことメタルに関しては俺たちがその新しいものの一翼を担ったからかもしれない。俺たちは『Hell Awaits』をレコーディングした。そいつはスローで悪魔的で他のバンドが考え出したようなスタイルだった・・・。悪魔的な声とヘヴィなサウンド・・・言いたいこと判るだろ?そういったものを続けなかったことでみんなが驚いたのさ。俺たちは他のバンドがスローでヘヴィにしようとしているなかで、マジでファストなものを出し抜けに考え付いたんだ。そしてデス・メタル・シーンはあれから発展していった。そして今、突然、俺たちはこのファストで猛烈なこのアルバムに舞い戻ってきたわけさ・・・。」

Q「ある意味、スタイルに関して一足飛びだったわけですね。しかし同時に、当時出た他のスラッシュのレコードに関しては、プログレのような叙事詩的なものがほとんどでした。イメージにしても曲の長さにしても。しかし『Reign In Blood』はまさしくパンクのルーツに戻ったような・・・。」

トム「そう。まさにその通りだよ。みんながそうしているなか、俺たちはもうスローなアルバムをやりたくなかったし、長い曲をやりたくなかったんだ。俺たちがこれまでに出してきたアルバムに考えを向けると、2つ思い浮かぶ。ひとつは86年に『Hell Awaits』のようなスローなアルバムをやりたくないって思ってファストなものを作ったこと。俺たちはそんなわけで意図的にファストなアルバムを作ったんだ。それから、『Reign In Blood』のようなファストなアルバムはやりたくないって思ったから、意図的に『South Of Heaven』を作った。この2つがスレイヤーの歴史のなかであんなことやりたくないって決めて、逆のことをやった時期だな、ガハハ!(笑)キミは正しいよ。多くのバンドが長くて叙事詩のような曲をやっていた。だから俺たちは意図的にファストな曲を書き、ファストなアルバムを作った。俺たちはそれほど速いものだと気づいちゃいなかったが。スタジオに入って、楽曲制作に取り組んでいると(プロデューサーの)リック・ルービンがこう言うんだ。「OK、素晴らしい!」そしてデイヴの方を向いてこう言うんだ。「よーし、ちょっとスピード上げよっか・・・あとV字のようにタイトな感じで・・・」ってね。こうしてあのアルバムのサウンドができていったのさ。ジェフとケリーが意図的にファストな曲を書いたのはわかってる。あれはパンクのルーツを持っているアルバムだよ。『Hell Awaits』のときですら、ジェフはパンクのファンで、あいつがバンドのなかに持ち込んだんだ。デイヴも大ファンだったしね。あいつは仕事が飛び跳ねるようなものだからね。俺はファンではなかったけど、パンクは楽しめた。本当にいいものがあった。素晴らしい音楽、素晴らしい歌詞・・・。そしてあいつはパンクをアルバムや俺たちが創りだした音楽に適合させていったんだ。」

Q「実際のアルバム自体はたくさんの異なるテーマを扱っていますね。「Angel Of Death」とヨーゼフ・メンゲレの関連性から、当時ナチズムのたくさんの主張を引きつけたことは知られています。しかし、もう一方で人道的な品格を持っていると言えます。つまり隋所に反戦、警告という作用が埋め込まれています。意識的に描こうとしていたメッセージはあったのですか?それともクールと思えるものをランダムに書いていった子供でしたか?」

トム「彼らは10曲作った。ジェフはヨーゼフ・メンゲルについての本を読んでいただけさ。そして歌詞でそれを表現できると思ったんだよ・・・。ケリーもジェフ同様、たくさんの歌詞をアルバムにもたらした。あのアルバムは彼ら2人が書いたようなものさ。「Raining Blood」は、スタジオで集まってできた曲だ。基本的には死体を天井から吊るす連続殺人犯についての曲なんだ。だから何曲かをくっつけた素晴らしい曲って以上のことは本当にないんだよ。そしてアルバムもこの曲から一緒にやってきたようなものさ。「これってマジでクールな曲だな。どう思う?」「やべぇな!」ってこと以外、他の思考プロセスなんてなかったよ。ガハハ!(笑)そして「Raining Blood」が書かれて、賢そうな歌詞をスタジオでつけた。彼らはそれを強調したかったからね・・・それが全てさ!ガハハ!(笑)深イイなんてもんじゃないだろ。」

Q「あのアルバムのなかで個人的に好きな曲は何ですか?」

トム「あのアルバム?わぁお。「Angel Of Death」と「Raining Blood」と言わざるをえない。あの2曲だ。他の曲は・・・あのアルバムに何があったか考えようとしてるんだけど・・・。」

Q「ATPの前にチェックすべきだと思うんですが・・・。」

トム「あぁ。「Mandatory Suicide」と言おうとしたけど、ありゃ『South Of Heaven』の曲だったな。いいや、あの2曲さ。なぜなら1つは「Angel Of Death」は素晴らしい曲。以上。いい曲だし、素晴らしいリフだ・・・。それから「Raining Blood」。なぜならあのような短い曲で忘れがたいリフだからだ。知ってのとおり、始まりのダンダンダン!ダ、ダナーナー、ダナーナー・・・あれは脳に深く刻まれるよ。そうだろ?ありゃすごいインパクトだよ。俺にとっては、あの2曲が強烈だね。他の曲も考えようとしてるけど、他の曲は考え付かない!「Post Mortem」とかね。あれは俺のお気に入りだよ。でもそれはそれだよ。」

Q「(ヴェノムの)クロノスの頭の上でおしっこをした件について話すことは可能ですか?どのようにしてそんなことが起きたんでしょうか?」

トム「いや、、そんなことは・・・知ってのとおり、もう何年も前のことだよ。えぇっと、泥酔状態だったし、俺のことをコケにしてた。それについて言えるのはこれだけだ。」

Q「メタリカは、最近ちょっと変わった方向に進んで、ルー・リードと『Lulu』を制作しました。あなたが同じように、もし完全にミス・マッチなアーティストを選んで何か作らなければならないとしたら、それは誰に相当しますか?そして理由を教えてください。」

トム「えー・・・全バンドをかばうつもりはないけど、それに答えるには熟慮が必要だ。それにそんなことをしている俺たちなんて考え付かない。そんなことをするなんて想像することさえできないね。みんなのルー・リードだぜ?わかる?彼はとてもアヴァンギャルドで、孤高で、音楽的にまるで違う。彼は自分のモノ、型を持っている。そして彼らのために、試すために、、わからないね。俺はそれについて知ったとき、ちょっとやりすぎだなって思ったな。」

Q「あのアルバムはお聴きになりましたか?」

トム「いや、聴いていない。聴きたくもない。俺にとっては、ああいったものは、言いたかないが、ハードになろうとしすぎてクールじゃないな。」

Q「ルー・リードはハードになろうとしていますか?」

トム「いやいやいや。ルー・リードは悪くないよ。リードは素晴らしい。彼がやろうとしていることは驚くべきことだ。しかしメタリカがあまりにクールになろうとしすぎているんだ。彼らがクールになろうとしすぎている。なぜそんなことをする必要がある?なんでクールになろうとしすぎる必要がある?メタリカだぞ。ルー・リードじゃないんだ。彼はやべぇよ・・・。彼らがこれを読んだら、俺が言っていることを憎たらしく思うだろう。でもこれはただ、俺の個人的な意見だ。アルバムさえ聴いてないってのにな!ガハハ(笑)」

Q「個人的にはどんな音楽をお聴きになりますか?メタルの真っ只中なのか、それとも他のものに入れ込んでますか?」

トム「それは場合によるなぁ。ドライヴするときには、衛星ラジオだし・・・ガハハ!(笑)子供は嫌がりそうだけどな!俺は聴くんだ。車のなかで家族4人がいると、娘がXMラジオのTOP20カウントダウンを聴きたがる。それから妻は50's、80's、90's、エルヴィス(・プレスリー)のチャンネルにしきりに合わせている。俺はクラシックに戻す!ガハハ!それからバラエティーとか・・・。」

Q「特に好きなポップ・ミュージシャンはいますか?」

トム「ブルーノ・マーズはいい声をしてるなって思うよ。俺が彼についてそう思うのは・・・俺の息子と娘の影響だな。実際は娘の方かな。息子はもう少しヘヴィなものが好きだね・・・。最近、家族で招待されてルーシー・フォスターのコンサートを観に行ったよ。彼女も本当に素晴らしい声をしているね。彼女はブルース・ゴスペル・シンガーだったんだ。それが本当に印象的だったね。それが一番最近観たライヴだな。」

Q「娘さんはスレイヤーについてどう思っていますか?聴くことはあるんでしょうか?お好きでしょうか?」

トム「あぁ。ある特定の曲が好きだね。お気に入りの曲があるみたいだ。息子と妻はスレイヤーの大ファンだよ。妻はスレイヤーの大ファンなんだ。彼女は俺たちがやること全てが好きなんだよ。彼女はメタリカの大ファンでもあり、メガデスの大ファンでもあるんだが・・・。」

Q「奥さんは『Lulu』は好きでしたか?」

トム「いや、俺がまだ喋っている途中で、キミが割って入ってきたから。俺が言いたかったのは彼女は昔のメタリカが好きだってこと!ガハハ!(笑)彼女はブラックアルバムを過ぎた頃からのものは本当に何も好きじゃないようだ。あぁ彼女は趣味がいいんだよ。ガハハ!(笑)息子はスレイヤーが好きだな。お気に入りの曲があるようだ。娘は1曲だけ本当に好きな曲がある。彼女はライヴを楽しむ経験もしているが、本当に熱心なリスナーじゃない。彼女はMTV、VH1チャンネルが好きなんだ。わかるだろ?ああいったものさ。想像つくよな!」

Q「何か(話すのがはばかられるような)やましい楽しみはありましたか?」

トム「俺は何も恥じることはない。俺は本当にカントリー・ブルース、カントリー・フォークが好きだ。ハンク・ウィリアムズのようなね。映画『オー・ブラザー!』のサウンドトラックも楽しんでいる。そういうものに惹きつけられるんだ。ポール・サイモンの『Graceland』は知ってのとおり、音楽的にも詞的にも本当にいいアルバムだ。ロバート・ジョンソンのテープ、コンプリート・セット、彼の全てのオリジナル・レコーディング、俺はこれらを見つけたとき本当に魅了された。なぜだかはわからない。でも恥じることはない。訊かれたら誰にでも答えることだよ・・・。そういったフォークの方向性に関する限り、大したことじゃない・・・。妻はエルヴィスの大ファンで俺たちはよく聴くよ。エルヴィスを聴くたびにあらゆる世代のミュージシャンに影響を与えることができたと感じる。」

Q「メタルとは異なる音楽を作ることは考えたことはありますか?ソロになってフォークのアルバムとか、カントリーのアルバムとか何か好きなものを作るとか?」

トム「わからないね。そんなことは本当に考えたことがない。でも誰がわかるっていうんだ。これが俺のできるベスト・アンサーだ!ただ、そういった(メタルとは別ジャンルの)ものから生まれるものを観るのは興味深いね。でも、今、俺はそんなことが起きないとは言っていない。でも今のところ書いちゃいない。明日ページをめくったら、空白だよ。わかるかい?俺が今やっていることは俺しかわからない。俺がやってきたことも自分でわかっている。俺の前にあることは、俺にもわからないね。」

Q「我々がいだく、メタル・ゴッドとしてのあなたのイメージは、1パイントのウイスキーを片手にうろつき、処女を生贄として捧げられるといったものですが、スレイヤー以外の普通の日はどう過ごされていますか?」

トム「起床から含めると、コーヒー1杯と朝食。それから動物たちの世話をして、気を配る必要があるものは何でもやる・・・。たくさんの仕事以外のことをする。そして家庭に戻って、俺が人生のどの段階にいるかにもよるかな。今は、新しい曲を書いたり、歌詞を書いたりして、それから音楽を聴いてアイデアを得ようとする。それから空手がおれの人生の大きな一部分となっている。まぁそんなところだ。」

Q「空手は始めてどのくらいですか?」

トム「4年ぐらいかな。」

Q「定期的に練習しているんですか?」

トム「毎日のようにやっているよ。俺たち家族は自宅で教育をしていて、子供たちに身体的な教育のために空手を教えている。そして自分たちもその一部となった。いいじゃないか!10から1までカウントダウンしたら、黒帯になるんだとね・・・。そうすれば茶帯になれる。まぁそんな感じだ!それから眠りにつく。」

Q「次は何をしようと思っていますか?」

トム「さぁね。俺たちは期待を持って新曲に取り組むつもりだ。5月25日からイングランドでツアーが始まる。そして6月中はツアーだ。7月からは8月はアメリカからまたスタートする。それから9月から12月まで何かしら予定が入るだろう。でも今のところ、石に刻まれたものはない。でもまぁそんなところだ。俺たちは新曲と新譜が出せているといいなと思うよ。」

The Quietus

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