スレイヤー、デビュー前のお蔵入りインタビュー:THE BIG FOUR(スラッシュメタル四天王)来日祈願非公式サイト

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Anthrax, Megadeth, Metallica, Slayer... Big Four来日公演を祈願した非公式サイト。

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スレイヤー、デビュー前のお蔵入りインタビュー

スラッシュメタル黎明期の写真集『Murder In The Front Row』の共同出版者であるブライアン・リューのFacebookのページで1983年に行われたSlayerのインタビューが公開されました。当時ブライアンが発行していたファンジンの「Whiplash」誌に掲載する予定がお蔵入りしたもの。

1984年の『Show No Mercy』でデビューをする以前のSlayerのインタビューで、自身のルーツについて語っています。

Whiplash誌
「Slayerはどのようにして、いつ、どこで結成されたの?」

ケリー・キング
「Slayerは1981年の10月ごろに始まったんだ。俺たちはみんな物凄くうんざりしていた。俺はロサンゼルス(LA)のクソみたいなバンドのオーディションを受けていた。ジェフも同じバンドのオーディションをたまたま受けていたんだ。俺たちの才能や興味はよく似ていた。そうしてSlayerは始まったんだ。トムのことは前のバンドで知っていたし、デイヴは通りの先に住んでいた。それ以来、Slayerがこうして続いているんだ。」

Whiplash誌
「個人的に、あるいはバンドで影響を受けたのは?」

ジェフ・ハンネマン
「バンドで影響を受けたのは、Venom、Mercyful Fate、それとMetallicaかな。それらが俺たちが聴いていたもの全てだったからね。」

ケリー・キング
「俺が思うに俺たちがVenomとMetallicaを好きなのは明らかだよね。あと、Mercyful Fateの新譜はこれまで書かれたもののなかでも最高に熱いリフがあるよ。」

Whiplash誌
「これがオリジナル・メンバー?」

ジェフ・ハンネマン
「Slayerは始まりから同じメンバーだよ。Iron Maidenのようにバンドがメンバーを入れ替え始めると、オリジナルの持つパワーやエネルギーを台無しにしてしまうんだ。」

Whiplash誌
「曲はどういったところから発想を得るの?」

ジェフ・ハンネマン
「ケリーと俺は何かから発想を得たりしない。ただ座って、ギターをいじってリフとかコード・パターンを思いついたら、それをできるだけヘヴィーで邪悪なものにするんだ。」

Whiplash誌
「これまでのLAメタル・シーンは特にSlayerにとって、どう映る?」

ケリー・キング
「LAメタル・シーンはFxxkだ。やつらのほとんどはヘヴィ・メタルの意気地なし側だな。ごく一部の真のメタル崇拝者はいるが、それだけだ。俺たちはもうLAを出たいと思っている。」

ジェフ・ハンネマン
「LAは目立ちたがりの世界の中心になっちまった。このあたりはQuiet Riot、Motley Crue、Rattが世界で一番ヘヴィだということになっている。もしそいつらがヘヴィなら、俺たちは溶けた鋼鉄ってことになる。LAはこんな感じなもんだから、このあたりのSlayerのファンは少ないし、距離感がある。でも俺たちに興味を持っているやつらは総じて筋金入りだよ。」

Whiplash誌
「今後に期待しているよ。」

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